横山やすし

2003年10月15日
また震度4の地震があった。震度4って、今年二回目だ。いつかもっと大きい地震が来るような気がして、かなり不安だ。去年までは地震なんて小さいのしかなかったのに…。

『天才伝説 横山やすし』っていう本を読んだ。やすしの漫才はけっこう好きだった。あと、ツービート時代のビートたけしも。俺は北野武よりもビートたけしの方がずっと好きだ。

それはともかく、横山やすしって、豪快な性格に見えて実はすごく繊細なんだな〜って思った。常に不安に苛まれながら生きていて、その不安がやすしの生まれ育った環境に由来するものだったっていうのは意外だった。その不安を消すために好きでもない酒に手を出したことも。

吉本興業をクビになってから肝硬変になるまで飲み続けたやすしの姿と、竹下登がクーデターを起こしたあと体を壊して倒れるほど酒を飲んだ田中角栄の姿が重なって見えた。平家物語の、「猛きものもつひには滅びぬ」っていう件を思い出した。

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